西村研究室HP
何のためにやっているのですか?

皆様は普段、水道水を飲んでいますか?それともボトルに入ったものを買っていますか。
私が大学生になって東京に来たとき、友人に「東京の水はおいしい」と言うと必ず笑われました。 その頃は、誰もが水道水を飲むのが当たり前であり、「外国に行った時は、水道の水を飲んではいけない」などと 言われている時代でもありました。
また、春先になると憂鬱になる方があなたの周りにもいるでしょう。そう、例の憂鬱なヤツです。花粉症の話です。 水道水を飲むことが当たり前だった時代には、「花粉症」という言葉もありませんでした。
どちらも決してそんなに昔の話ではありません。 水も空気も、以前に比べて良くなったのか悪くなったのか、みなさんはどう思われているでしょうか?
東京湾や多摩川は一時に比べて随分と浄化が進んだ様に思います。その一方で、水道の水を飲む人は随分と減った様に思われます。 では、空気の方はどうでしょうか。住宅の24時間換気が義務付けられました。 でも、自分の家に24時間換気システムが付いているのかどうか分からない方も多い様ですね。
マイホームを購入するとき、周辺環境に気を遣う人は多くいますが、空気環境までは分からない、 というのが本音では無いでしょうか。毎日朝から晩まで吸いつづけるものなのに。
なぜ空気の善し悪しが分からないのか?理由はいくつかあると思います。例えば目には見えないから。 これも重要な理由の一つだと思います。
でも、それ以上に分からない理由は、空気を汚しているもの(空気汚染物質と言います)の大半は、無味無臭であって、人間では なかなか感知する事ができない、という理由が大きいと思います。そのため、空気汚染物質を正確に計ろうとすると、 専門的な測定機器にたよる必要が出てくる訳です。

Sky is blue自動車の排気ガスも清浄化されてきましたが・・・。

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